「もしかして家の子にもおむつが必要?」その答えは愛犬が送る小さなサインの中に隠れています。ここではそのサインに気付き、適切な準備を始めるためのポイントを解説しますね。
1)「おむつ」の導入を検討する4つのサイン
①粗相が増えてきた時
②寝たきりや歩行困難になった時
③認知症の症状が見られる時
④飼い主さんの心身の負担が増えた時
①粗相が増えてきた時
今までは大丈夫だったのに、トイレ以外の場所で排泄をしてしまうようになった場合です。
トイレ以外の場所で排泄をする原因はいろいろありますが、筋力の低下でトイレまで間に合わなかったり、体の機能が衰えて排泄のコントロールが難しくなっているサインです。
②寝たきりや歩行困難になった時
自由に動けなくなると自力でトイレに行くことができなくなります。
立って排泄ができても途中で尻もちをついてしまう場合や踏んでしまう事もあります。
また寝ている場所で排泄してしまう事も増え、愛犬のベッドや愛犬自身の体を清潔に保つことができなくなります。
③認知症の症状が見られる時
トイレの場所を忘れてしまったり、排泄のタイミングが分からなくなったりします。
認知機能が衰え判断力が低下すると、うんちだと認識できなくなり食糞してしまう事もあり、衛生面や感染症の不安が大きくなります。
④飼い主さんの心身の負担が増えた時
匂いの問題、掃除の問題、帰宅をしたら排泄物で生活環境が汚れているという状況はストレスが増大します。愛犬と飼い主さんの双方の為、ぜひおむつを取り入れましょう。
最大のメリットは生活環境が清潔に保たれるということです。
2)まずは動物病院へ。トイレ失敗に隠された病気の可能性
愛犬のトイレの失敗が続くと、「もう老犬だから仕方ない」とあきらめてしまいがちですが、その背景には病気が隠れている可能性もあります。
たとえば、シニア期になると腎臓の機能が低下し、慢性腎臓病によって多飲多尿になることがあります。
また、糖尿病や服用している薬の影響によっても、同様に排尿量や回数が増える場合があります。
その結果、尿のコントロールが難しくなり、トイレの失敗につながることがあるのです。
このように、排泄トラブルの中には加齢だけでなく、治療や管理によって改善できる病気が潜んでいるケースも少なくありません。
定期的に動物病院で検診を受け、早期に原因を特定することで、適切な治療や対応が可能になります。
「老化だから」と決めつけず、まずは一度かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
3)知っておきたい「おむつ」のメリット・デメリット
おむつはとても便利ですが、状況により使い続けることが難しくなります。
愛犬のおむつに関するメリット・デメリットを飼い主さんと愛犬それぞれの視点から解説しますね。
飼い主さんにとってのメリット・デメリット
<メリット>
①精神的・時間的負担の軽減 ⇒生活環境が清潔に保たれる事によりストレスが軽減されます
②介護負担の軽減 ⇒おむつを使用することで介護の負担が減ります
③外出時の安心感 ⇒外出先で排泄をした場合も、後片付けが楽になります
<デメリット>
①経済的負担 ⇒おむつは消耗費の為、費用がかさみます
②手間の増加 ⇒おむつはこまめに交換し、皮膚ケアをする必要もあります
愛犬にとってのメリット・デメリット
メリット
①精神的ストレスの軽減 ⇒トイレを失敗しても飼い主さんに叱られることがなくなります
②清潔に保てる ⇒おむつをすることにより体が汚れにくくなり衛生的に過ごせます
デメリット
①皮膚トラブルのリスク ⇒おむつかぶれや皮膚炎のリスクがあります
②排泄物による刺激 ⇒排泄物が長時間皮膚に触れることで蒸れやかぶれの原因となります
③摩擦による肌荒れ ⇒サイズの合わないおむつの場合、おむつがこすれたり、肌荒れや炎症を起こすことがあります。サイズが小さいと体を締め付け血行を阻害し、皮膚の負担になることもあります
④不快感とストレス ⇒初めておむつをつける際は違和感からストレスを感じ嫌がったりする事もあります


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